野生児9 何もしないアリ
野生児9 何もしないアリ
流れ出る血・・・・
いや 問題はそこではない
・・・・
どう傷つけるかでもない
どう感じるかである
今 命をかけた生き残りゲームが始まる
リストカットは子供の特権で攻略しやすい様に
ゲームに変換される
もちろん全員がそうではない
その中でリストカットに才能があるものは 才能があるがゆえ
それを追求する力を持っている
常に対等に考え
冷静に判断し どこをどう切ればどういう感覚を生むのか
命は どこにあるのか
どんなものなのかを考え
最高の場所を見つけるまで命の代償を払いながらも努力を重ね
自分の求める物であろう究極の答えを探し続ける冒険家
無理に社会に合わせる必要はない野生児
リストカットは一人でも行えるが 二人以上でも行える危険性から
社会では嫌煙される
一般ではストレスからくるとされているが嘘である
ストレスなど問題ではない ストレスを利用出来る体質
ストレスを捜し求める者
本能の中にある資質と習慣
そして それを求めるために冒険できるリスクを恐れない野生児
閉鎖された空間に出来たリアル
その扉を見つけノックする
もちろん大きな代償を払うので やみくもにやるべきではないが見つけた以上
受身ではいられない 人それぞれに思いはあり
ここで必ず決断出来る
アリの社会を知っているだろうか
女王 働きアリ 何もしないアリなど
多様に分かれているが これはアリが決めたのではない
生物が生まれ 生き続けた中で見つけたプログラムに
したがっての振り分けである
何もしないアリも遊んでいるわけではない
ちゃんと補充が出るまで待機し続ける仕事をしている
いっけん無駄に見えるが実際は違う大きい輪を作るための一部
人の社会も同じである
そして振り分けられるものには それぞれの役割が必ず用意されている
貧困にあえぐものや受験で悩むものにも ちゃんとした役割がある
だからリストカットをするからといって過小評価する必要はない
必ず何らかの意味があるはずである
特に野生児には それが必要になる
そして始めたのなら死ぬ危険性もあるが それでも答えが
出るまで止めない
そして そこから今度は抜け出す
もちろん そこから抜け出さなくてもいい それは個人の自由である
ただ才能あるものが惜しみない努力と技術で見つけたものは
何なのかだけは教えなければ行けない
きっと それが野生児にとって次に進む
大事なステージのキーになるだろうから
そして それは何かと つながり
野生の世界の形を作っていく