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安全管理2 アメリカ

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        安全管理2 アメリカ

 レクター
 
 人の形をしているが その形を覚えても意味はない

 ここの人には魅力がない

 だから名前もどうでもいいし記憶にも残らない

 ただし唯一 記憶に残るのものがある

 それは動物が獲物を狙っているような冷静な目つき


 淡い光がさす八畳ほどの鉄格子付の部屋 

 菌を繁殖させずらい温度調整が
 部屋を冷たく見せる

 鉄格子の側に便器がある 

 和風タイプで排泄物が食べずらいようになっている

 部屋の片隅に無造作に布団がひかれている
 それ以外 何もない

 部屋の床と壁は防水用タイルで出来ている

 すべては衛生管理、掃除がしやすいようにである

 裸足で歩く冷たそうな床 

 ここでは壁に頭を打ち続けても誰も助けてはくれない

 アメリカでは束縛着を着せられた者が
 一日に平均3人 死んでいる

 束縛着をまといながら暴れる者は 目が充血し鼻血が出る

 強力なストレスは体のリミッターを解除し
 わらにもすがる力は簡単に内出血、骨折、呼吸困難などを引き起こす

 やがて動かなくなっていく者 これは落ち着いたのではなく
 全身の力を使い果たしたからである

 首をもたれ 弱々しく息をする

 もう よだれを押さえる力もない 

 そして完全に動きは止まる
 
 徹底的な安全管理は 身内、保護者、社会の悲願であり
 命は消費する原理の中 また命を繋いで行く


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Category: 安全管理

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