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殺しの美学11 美しくなるために3

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  殺しの美学11 美しくなるために3

 泣きながら目を覚ます 

 ・・・・ハァハァ

 そして通関する

 もうすぐ私の人生は終わる

 言葉の様に はっきりと見た夢の中で 私はこれが現実なのだと知る

 ・・・・

 震える体 荒くなる呼吸
 
 人は極度の状態におちいると心を閉じる
 そして 意識だけが覚醒する
 そして やっと理解する 

 ・・・・私は何者だったんだ

 そして人生をかけた究極の殺し合いが始まる

 生きるのか それとも死ぬのか 

 偶発的か美学に基づくのか

 未来の世界は私を必要としているのか

 私が安住出来るだけの世界なのか

 私に価値はあるのか 私にそれが出来るのか

 
 殺しが存在しない日はない 外にも内にも未来にも過去にも

 そして 砂浜に打ち寄せる波の様に あなたは思い出す
 答えが出るその瞬間まで・・・・


 暗い顔ばっかしないで 温かいコーヒーでも飲んでみたら

 求めすぎるだけじゃ いつか疲れちゃうかもよ

 あの風船の様に ぷかぷかとね 自由に飛べればね

 日差しは快調 今日も晴れ

 道端に咲くタンポポを片目に 海まで行けたらいいな
 大切なあなたと 笑って 泣いて いっぱい遊んだら
 また明日のために いっぱい寝て
 寝ている間も いっぱい良い夢を見て

 でも それとは裏腹に これからも殺しは続くよ
 
 そして どちらかを選んでも やはり傷ついて行くものなんだ
 それでも選ばなくては行けない 君が美しくなるためにね

 さぁ 勇気を出してどちらかを選んで
 そして 結果を見せて

 保護制度にぶら下がる者の切り捨てが始まる

 これは悪いことでもない でも良いことでもない
 そして人の思いとは関係なく世界は淡々と進んで行く

  

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Category: 殺しの美学

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