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~さん

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 たんぽぽの種がゆらゆらと青空に舞う
 種は遠くまで飛んで行き そして何かと巡り合う

 だが それを見つめる少女には 世界を知るよしはない

 女子大学生(19)は~時~分 人を殺す
 問題は 何故 殺したのではなく 何をしたかったのか

 彼女には目標がない だから殺人への向上心もないし努力もしない
 恨みなどの可能性もない 

 では 何故 彼女は人を殺さない努力が出来なかったのか
 それとも殺さない努力をしていたのか
 では 何故殺したのか

 大学生になっても判らない事はあるのか

 もっと 努力をし狡猾に匠にやっていれば 
 もっと多くの人を殺せていたはず
 それとも一度の殺人で満足してしまったのか

 自分に納得いく答えは出たのか 
 もし答えが出ないのなら 何故 捕まったのだろう

 それとも怖くてしょうがなかったのか 
 そうすることでしか居場所を見つける事が出来ないのか

 幼稚な努力しか出来ない者の結末は簡単である

 大学生になっても幼稚な殺人しか犯せなかった理由の一つは
 脳に異常があるからかもしれない
 彼女が殺したのではなく 脳が殺した可能性
 当然 脳が壊れている場合 そういう行動をしたりする

 もう一つの可能性として彼女はいじめられていたかもしれない
 そして弱い者は 更に弱いものを求め波の様に それは連鎖していくかもしれない

 そして それを止める力のないものは それを永遠に忘れる事はない
 永遠に心の底でくすぶる

 推測として 彼女が本当に殺人を望んでいたのか・・・・

 もし 脳に影響を受けたのなら 殺人行動を止める手段として
 痕跡の残りやすい幼稚な犯行に彼女がしたのかもしれない

  殺された人より 何倍も哀れな殺人犯

 もし脳や容姿に異常があるなら 激しいいじめがあったのなら
 その人生は 窮屈な道を歩く可能性が高い

 もし 殺人を犯す前に誰かに声を掛けられたり
 偶然 道に咲いている花を触る事が出来たなら
 違う方向に進んでいたかもしれない

 それとも どんな経験をしたとしても同じ結末になったのか

 もし 正常な脳といじめられる事のない優秀で美しい体に生まれてきても 
 やはり殺人を犯したのか

 殺人以外の選択肢は無限にある 

 殺人とはものすごい確立の中のほんの小さい部分
 そして重大なリスクを負うもの

 殺人を犯す彼女 この殺人に意味はあったのだろうか

 殺人の可能性とは 
 自分の事は自分で責任を持って決めていくように思えるが実際は違う

 すべては自分以外の何かに依存していくもの

 つまり自分以外の何かが いないと何も起こせない

 そして 醜いものは自分以外の自分とは違う
 何かに強く依存していくしかない 

 彼女は多分 何年か後に施設を出るだろう
 だが そのとき社会に復帰する道は狭く 

 彼女の心も冷たい

 認知再犯率11年43.8% 障害を持った脳の殺人を犯す確立50%
 この確立を乗り越え 変化するのか しないのか

 誰かが受け入れてくれるのか くれないのか それとも後退するのか

 彼女は普通ではない だから行き先を持ったとしてもダメである
 もちろん普通になったとしてもダメである

 達人として 強く何かに依存するしかない
 そして 自分を強く維持していかなくては行けない


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