良い死に方1
良い死に方1
死に方には 良い死に方と悪い死に方があるが
あなたなら どちらを選ぶ
それとも死とは何も選べないモノなのか
どうやって死ねばいいのか・・・・
そうだ
やっぱり最後は あれが良い
彼は彼が望む 良い死に方を探すために
最後の旅に出る 村松亮(13)
幼い心が見つけた悪意は 善意ともつれ合いながら加速する
その悪意は幼いからこそ実直でけがれを知らない いたわりに満ちたもの
最後の電車を待ちながら その先にある広い空を感じ
2015年07月5日 電車に飛び込む
彼が何故 電車を選んだのかは解らない 何か思いがあったのか・・・・
電車をまじかに見ながら
世の中で起きた電車事故はどうだったのか どう飛び込んだのか
どの電車を選んだのかなどを考えながら
どうやれば自分が求める
良い死に方が出来るのかを考えていた・・・・
良い死に方とは 努力と学習によって必然と繁栄されていくもの
だが 彼が最後に手に入れたものは
彼にとって良いもの悪いものとは関係なく ただただ尊いものだったはずだ
そして彼が望む良い死に方を悪意を持って演じたにすぎなく
その尊い思いは永遠にくすぶり続ける
良い死に方は存在するのか
亮君の死はくすぶり続ける
そして くすぶりは世間に大きく波紋をおこし
その くすぶりを消すために人は答えを求めシステムを変えていく
そして そのシステムを変えるだけの答えにより
昨日より ましな生活になった人がいるのなら
世界は 亮君の死を悪い死に方だと胸を張って言える事が出来るだろう