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野生児1 狼少女

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  野生児1 狼少女

 うっそうと茂る森 

 まずは木や枝を組み合わせ家を建てみた
 これで 何とか雨風をしのげる 

 動物の狩猟も出来るようになったし畑も作った 

 何とか生きていけるものだ 

 ここは誰にも迷惑を掛けない私だけのもの

 格差、貧困、差別、病気、育児放棄、ストレスの障害により
 捨てられた障害者の野生化が増えている

 障害者
  平23厚生省 障害者の総数は787.9万人であり
  人口の約6.2%に相当
  そのうち身体障害者は393.7万人、知的障害者は74.1万人、
  精神障害者は320.1万。
  障害者数全体は増加傾向にあり また在宅・通所の
  障害者は増加傾向となっている

 高齢者
  総務省 高齢者の人口は2014年9月15日時点で3296万人となり
  総人口比は25.9%

 ホームレス
  2013厚生省 総数8265人 東京1787人 大阪1909人

 犯罪者
  検挙数は年間30万人

 累犯障害者
  犯罪を任意的に行い 刑務所、保護施設、社会保護制度などを
  悪用し繰り返す者 認知再犯率11年43.8%

 鬱などの障害者
  平23厚生省 年間320万人

 養護施設者(2013,2時点)2万9979人
  知的障害者は全体の28.5% 育児放棄63.7%
  身体的虐待42% 心理的虐待21% 性的虐待4.1%

 消息不明の子供
  2011 総数1191人 居所不明児童生徒 小学生で855人、中学生で336人

 消息不明者
  警察 行方不明数年間10万人 消息不明数年間1万人

 不慮の事故死者
  厚生労働省 平20 交通事故 転倒 転落、溺死 窒息 年間約4万人

 これらは現在わかっている数で それ以外にもいるだろう
 そして 今後この数は伸びていく

 
 狼に育てられた少女

 ・・・・でも 狼少女はいない 

 広範囲を約時速50キロで移動する狼についてはいけない 

 動物がほかの動物を育てることは まずない

 それに少女は人である 狼にはなれない

 では、少女の狂言だったのか?

 四つんばいに歩き 手を使わずに物を食べる

 少女に影響を与えたものとは何か 少女が求めたものとは何か


 私は家族に捨てられた もちろん それは名乗り出てくれる事はない

 だから家族はいない 

 家族の記憶もない 

 親切だった狼も もういない

 貧困、ストレスなどに あがらえない状況は生活保護などの
 権利を利用するしかない この事態は社会保護費の増大を生み
 そのストレスは障害者の野生化を誘発していく
 
  ookami2.jpg


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Category: 野生児

野生児2 カッコウ

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        野生児2 カッコウ

 kakkou2.jpg
 カッコウは他の鳥の巣に自分のヒナを忍ばせ育てさせる

 今、子育てを家ではなく養護施設などで
 合理的に利用していく者が増えている

 内容は簡単で 家でわざわざ苦労をして子育てをする必要がない事
 子供に掛かる経費削減

 これは育児放棄ではない 

 資金難などを理由に施設をうまく利用する方法である

 恥じる必要のない使うべき権利

 権利利用で親子関係を切り離されるわけではない
 親子関係を維持したいのなら あらかじめ口裏を合わせておけばいい
 あくまでも 施設利用が目的

 会いたいときに会えばいいし 携帯でも連絡を取り合える

 里親制度も適当にあしらえばいい
 里親を利用し利益を増し 後に本当の親の元へ帰るという方法もある
 すべてが ばれたとしても親が経済的な事 育児放棄などを
 演じている限り 子供は施設権利を放棄出来ない

 これらの権利は完成度が高く 壊すことが出来ない権利

 家族の将来を考えると 病気、事故などの損失、財産貯蓄などのために
 子供は三人以上持つべきで その時に掛かる経費を大きく削減できる
 少子化対策ではないが 手段を見つけた格差に見舞われる者の
 巻き返しが始まり 野生児が増えていく
 

Category: 野生児

野生児3 野良猫

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       野生児3 野良猫

 neko.jpg

 野良猫は恩を忘れない

 問題は18歳になり施設を出た社会にある

 世界は近いうちに暗黒時代に突入する
 人類はこれまで幾度も不景気などの技術的伸び悩みの
 暗黒時代に突入した 

 でも これは特定の地域で起きたこと

 そして これから合理的な利益と努力は世界を巻き込む力をつけ
 全世界的規模で暗黒時代に突入する

 少子化とは子供を産まない事ではない
 子供を産むに適さない世界関係と判断した結果で
 子供が欲しくない訳ではない

 人口増加とは 2013年に国連が発表した「世界人口展望」(2012年改訂版)
  では 前回の予測値より増加傾向にあり、
 中位値として2025年に約81億人、2050年に約96億人、2100年には約109億人

 問題は人が増える事ではない 資源を使い続ける努力をする事

 食料、エネルギーを維持、開発出来たとしても
 増え続ける人口をまかなう為に絶望的な努力をし
 食糧生産に励み 地球の土壌を破壊し続ける事

 人口が増えれば 物の値段は現在の値段とは違うし
 自然環境が どんな影響を与えているか判らない
 戦争が起こっているかもしれない

 日本はそれに対して世界から食料、安全を手に入れるため
 契約保障とそれを行使する力 そして自給自足の力はあるのか・・・・

 高齢化、日本の人口減少、社会維持費、社会効率

 優秀な日本人は これらの問題にも好成績を残していく

 正確に正しい判断で子供を産まない

 最高の技術を使い人の寿命を延ばす

 利益を伸ばすため海外に依存していく
 利益を維持するために借金をし 借金を返すために また借金をする

 野良猫は恩を忘れない 

 軒先の隅を歩き 自分の好きな塀の上で昼寝をする

 猫は自分勝手に生きていける 都会の中で最も野生に近い生き物
 だからこそ何かから受けた恩を忘れる事が出来ない

 野生化したものをつなぐ たった一つの絆
 野生児は恩に依存していく

Category: 野生児

野生児4 渡り鳥

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       野生児4 渡り鳥

 tori3.jpg

 暗黒時代に突入後 経済の伸び悩みは 社会を一極集中型にし
 社会、企業、人を強固なグループとして分けていく

 これは防衛理論で生き残る手段として
 多くの物をリストラし差別化を図る

 何も出来ないものは国のぜい肉としてそぎ落とされ

 スリムになった国に必死でぶら下がる者は
 つたない絆を信じ愛し合う 

 そして壮絶な戦いに挑む

 生き残りをかけた戦いが始まる
 外も内も劣悪な環境になり パワハラ、凶悪事件、テロなどは
 凶悪な思想から来るのではなく合理的な関係から発生し
 信念を持って人が殺しあう

 富を残す者、残せない者 

 二極化した関係の中を生きる野生児

 野生児も壮絶な戦いに挑まなくてはならない

 野生児は大半が社会に依存できない
 大事なのは社会ではなく自分の生活
 野生児を動かす物は 自由を元にくくられた狭い世界で
 止めることが出来ない

Category: 野生児

野生児5 捨て犬

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       野生児 捨て犬
 
 inu.jpg
 野生児とは社会に縛られないもの 

 だが広い世界を持ってしても
 社会とのつながりを切る事は出来ない

 社会とは微生物、大地、空気、動物、人など
 地球のすべてを構成する たった一つのコロニーだからである

 野生児が見上げた空は いつも青い でも手を伸ばしても
 青い空には触れる事は出来ない・・・っと思っているかもしれないが
 本当は違う 

 いつも青い空に触れていた

 どんな場所でも どんな状況でも手を伸ばせば
 青い空は頭上にあり永遠に存在したあなたの一部だから

 社会とは大地がなければ畑を作れない 空がなければ飛べない
 生物がいなければ食事は取れないなどを反映させる鏡

 そのルールが破られる

 世界最大の破壊は人から始まった 

 そしてルールを作り 社会と人を切り離した 

 おかげで僕の世界は破壊へ向かう


 ひび割れた大地 

 空腹にあえぐ子供

 世界がひび割れても 干からびても腹をすかし続ける人々

 そんな人達に僕は捨てられた
 僕の値段は8万円 僕の先祖が がんばり続けた結果の相場

 犬はペットだがペットにも壮絶な戦いはある
 ひたすら かわいさ、賢さなどを追求し幾度も交配を重ね
 利益を求める世界 

 それにそぐわない物は簡単に殺される
 引越しを理由に簡単に捨てられる

 犬は毎年10万匹処分される

 これは保健所の数で それ以外に もっと処分される

 本当なら世の中にもっと犬があふれているはずだが
 そんな事は僕には知る由もない

 捨てられた世界から見る人は 愛想はいいが どこかあいまいで冷たい

 ぽつんと座り 何も判らないまま空腹に耐える
 そんな中 僕は犬に拾われた

 仲間から食事、安全、本能などを学び森や都会の中を走りぬける

 僕の足は短く走るのは遅い 

 でも それでも走り続ける

 僕はいつの間にか犬になっていた
 微かな匂いを嗅ぎ そこから獲物の位置を割り出し仕留める
 正真正銘のハンター

 そして最大の敵は人である

 人間は私を捕まえオリに入れた

 一緒に捕まった仲間達とオリから逃げることも出来ずに
 オリの中をぐるぐる歩き回る

 オリの隙間から外の世界を見ながら 
 ふっと私が昔ペットだったことを思い出す

 ・・・・あのとき何故 私はペットだったのだろう

 走るには狭すぎる家 

 いつもと同じ食事 

 玄関で主人の帰りを待つ僕

 主人から付けてもらった大事な名前

 硬い鉄で出来たオリは私に多大な恐怖と思い出の記憶を与え
 私は吠える事で恐怖にあらがった

 そして私は小さな部屋へ連れて行かれる

 それは私がやっと一人はいれる部屋

 ドアが鉄の音を出しながら閉まる

 部屋の中は暗くて何も見えない

 まったく状況が判らないまま どこからともなくガスが出てきた

 ・・・・そして僕は死んだ

 どんな物も手を伸ばせば何かに触れることが出来る社会
 その社会では 僕の手は何も届かない


Category: 野生児
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