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霊検証1

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        霊検証1

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 荻窪駅のホームで 電車を待っていた

 その時
 
 ブレーキ音がなり 人が飛び込んだ事をしる

 悲鳴が聞こえるホームの中 

 ふと 思う

 飛び込み自殺は年に何回あるのだろう

 なぜ 利用客は 平然と駅を使えるのだろう

 気持ち悪くないのだろうか
 そこで 何人も死んでいるのに

 人は そういうことを 忘れてしまうのだろうか

 ・・・・

 それとも 気づいているのに 気づかないふりを しているのか

 それとも どうでも良い事なのだろうか

 私は どうなのだろう

 なぜ 自殺を目撃し 気分が悪いと思っても
 なお ここには いたくないと思っても
 なお 電車を使てしまうのだろう

 電車を使いたいのは 用事があるからで
 電車が止まってしまうと困る

 ほかに行く方法も知らず 途方に暮れ
 なおさら 電車を使いたいと思うようになる

 依存症

 電車に依存する世界

 狭い枠の中で生きる物たちは 
 その枠を飛び出せない

 緊急の時は 特にそうである

 今日 ホームで悲鳴を上げたものも
 明日には また この駅を使うだろう

 きっと自殺者の生きたちや理由を 追求もしないし
 手も合わせない

 それに そうすべきでない

 ・・・・

 自分の行動を 制限された不満を自殺者にぶつける

 命は消費する原理 自分に必要のない命は殺してもいい

 狭い枠の中で生きている物には それ以外を認識できない

 人を殺すときでも自分が死ぬときでも 相手の事ではなく
 自分にどういう影響が あるかを考える

 この世界が滅んでしまうとしても
 なお自分の事しか考えない

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Category: 霊検証

霊検証2

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  霊検証2

 荻窪駅の出来事で 私の中に迷いが生まれる

 迷いを 取り除くために 荻窪駅に向かう

 ホームには たくさんの人 

 ・・・・

 この中に この前の自殺を目撃した人は いるだろうか
 通勤に使っているのなら 当然 知っているだろう

 規則正しく歩く利用客

 誰かに 声を掛ける事もなく
 黙々と電車を待っている

 その数メートル先で 人が死んでいるのに

 ・・・・なぜ 気づかない

 沢山の目撃者がいるのに けして 気づかれない自殺者

 自殺者は なぜ ここで自殺したのだ

 ここに 自殺する価値はあるのか

 ホームに立ち 線路を見つめる
 線路に降りれば 肉片や髪の毛 備品が見つけられるだろう

 例えるなら 崖の淵に立っているようなもの

 生と死の境界線

 出発点であり自殺施設でもある

 合理的な考えは駅を作り 利用させ 町を発展させた

 ・・・・結果

 その片隅に 自殺スペースまで 作ってしまった合理的な駅
 行くも死ぬも 切符一枚で行ける



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霊検証3

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  霊検証3

 駅イコール自殺施設と言うのは罠だ

 これからも 確実に駅で自殺していくだけだ

 では なぜ 防ぐ事が出来ないのであろう

 駅での自殺者の数は 対策を立てて 年間二万人
 そして 発表される数よりも それを 上回る自殺志願者が
 死ぬか生きるかを考え 決行するか しないかを迷いながら
 駅を 徘徊する

 自殺志願 自暴自棄 鬱などの者は
 周りを 巻き込むプログラムがあり危険

 ・・・・

 利用客は 気づかないのか 怖くないのか 気持ち悪くないのか
 なぜ 平然としていられる

 ただ 霊を目撃できるのなら駅は都合がいい

 ここは時間が経てば経つほど 目撃数が増えるわけである

 霊も何かに依存していると思うので 居るとするならば
 ホームの前方か 体が回収された場所と思う

 電車の速度から計算すれば中央あたりに飛び散る

 体が電車のホーム側に ぶつかるのなら
 ホームと線路の側面に痕跡が多く残るだろう

 体は 電車の進行方向に ころがされように移動し
 衝撃 回転 摩擦 車輪などで 
 ある程度 拡散しながら解体される

 体が回収された場所を探すため
 中央から後方へ移動していき
 肉片などないか調べてみる

 やはり 中央付近に痕跡が多い

 あとはホームの人達に霊の目撃情報を聞ければいいのだが・・・・

 自殺 悲鳴など 知っているのに 知らないふりをして
 更に 何か出来るわけでもなく 疑いもせず 
 毎日 そこのホームを懸命に使っている人達に
 霊の話は聴けない

 でも そこには 沢山の霊へのヒントがあるはず

 霊 自殺 未来 幸せなど 言い訳に出来る現代だからこそ
 見て見ぬふりをするのではなく創造してほしいと思う

 そして それを出来れば周りに話してほしい

 そうしなければ ここは ただのゴミ捨て場になってしまう

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霊検証4

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       霊検証4
 
 駅3
 けして 努力を惜しまない自殺者達

 命とは一つしかない 

 ・・・・

 その決断 行動には努力なしには
 達成できない

 たった一つの命を使うとき
 足が震えるだろう

 高鳴る胸 何も感じない事はない

 常に感じ続け 前へ進む

 ようやくたどり着いた最後の時

 人は 何を見ているのだろう

 駅での 霊体験を聞かないのは
 必死の思いと努力で たどり着いた物は
 霊などの あいまいな物には なりづらいのかも知れない
 
 いや霊があいまいなものなのか決めつけれるのか・・・・

 もし駅で自殺防止をするなら 
 ホーム自殺場所に 一輪の花でもいいので
 お供えをするといいだろう

 自殺者は 花を見て今の現状 人の惜しむ心を
 知るかもしれない

 ちなみに 自殺防止ポスターはダメである
 逆に 自殺を強行させる可能性がある
 そういうポスターを見たときは
 落書きの一つなど書くと それを見た物は
 気持ちが緩和されるかもしれない

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霊検証5

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   霊検証5
 
 荻窪駅での 迷いはぬぐえない

 統計学的に自殺イコール霊の場合
 かなりの確立で 霊は見れるだろう
 だが 霊話などは聞かない
 偶然か それとも 何かのヒントか

 ホームの椅子に座り考えてみる

 もともと なぜ霊は現れる・・・・

 消えたいから 死ぬのではないのか・・・・

 なぜ 人の前に現れる
 何か 伝えたい事があるのか

 では なぜ死ぬ

 死ななければ 伝えられない事とはなんだ

 前提が 違うのか
 もともと 霊は何も伝えようとはしていないのか

 いっそうの事 霊が見えてくれるといいのだが
 私は 霊を見ることが出来ない

 霊の表情は どうなっているのだろう

 表情とは反射である
 なら 自殺者の表情は
 電車が来て 目的が達成される喜びで
 安どし 笑みを浮かべる表情か・・・・

 それとも 何も認識できない状態なら
 前もって立てたプランに機械的に対応するだけで
 表情のない顔なのか・・・・

 自殺が救いなら 解放される者は霊になる理由がないような気がするが
 どうだろう・・・・

 人の表情と 霊の表情の因果関係は必ずある

 駅で自殺した人の霊は どのような表情をしているのだろう
 ここにも かならずヒントはあるはずである

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