いもむし
いも虫
霊が何なのか・・・・
それを考えたのは偶然じゃなかった
それは高校の頃
偶然 部屋でいも虫を見つけた事が始まりだった
その時 幼い私は 近くにあったライターで遊ぶように
いも虫を火あぶりにして殺した
その夜
寝ていると顔の上に何かが落ちてきた
それは火あぶりにした いも虫だった
その時 想像した
同じ芋虫が部屋に二匹いて
二匹はつがいで もう一匹のいもむしが
火あぶりにした いも虫の敵を討ちに来た
いも虫が何年も住んでいる部屋に入ってきたのは
この一回だけだった事
部屋は二階だった事
顔の上に落ちてきた事
暗い中で落ちてきた物を捜して 手で触れた時の
いも虫の柔らかい感触にドッキっとした事
火あぶりにした事
色んな事が頭を駆け巡り
無知で残酷で幼い自分を想像した
ただの偶然で片付けられる この出来事は
私に生命の強さと自分の行動の浅さを考えさせた
その時から 私の中に偶然という言葉は存在しなくなり
存在の意味 存在の形 存在の責任を考えるようになった
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